ふぁいる-[2] 沖田事件【10】

 沖田氏の起こした国賠訴訟は、マスコミにも広く取り上げられ、そこで世間は
痴漢冤罪には、悪意をもって濡れ衣を着せてくる狂言女実在する Σ(゚ロ゚;)〟
という事実に震撼したのです。


↓ 沖田事件は国賠訴訟をきっかけに、幅広くマスコミに報道された(画像はイメージ)。
改訂 国家賠償訴訟の理論と実際

 当時ネットの普及によって隆盛を極めていた某匿名掲示板などに、被害者の実名が晒されるという事件も起きましたが、痴漢冤罪事件が必ずしも被害者の勘違いだけで発生するのではなく、
女がその気になったら、男性は社会的に抹殺される可能性がある ( ̄Д ̄;)〟
という事を世に知らしめました。


↓ こんなネット掲示板が、一般に流行り始めたのは2000年に入ってから。事件関係者の実名や現住所が晒されて問題なったのもこの頃からである。沖田事件で沖田氏をハメた女の実名も晒されたが、彼女自身、自分のちょっとした腹いせ行為が、日本犯罪史に名を残す事になるとは夢にも思わなかっただろう…
2ちゃんねる宣言(増補版)挑発するメディア (文春文庫PLUS)

 さてこの沖田事件も、前回紹介した「長崎事件」同様、大変不愉快な結末を向かえています。
 というのも、被害者と国と東京都(警察は自治体の指揮下にあるから)を訴えた国賠訴訟の地裁の判断は、
たかが、ケータイを注意されたくらいで、その相手に痴漢の濡れ衣をきせるなんてありえいないっしょ ┐('~`;)┌」
と、賠償請求を却下したのです。


↓ 地裁の下した判決はまさに〝本当にあったありえない話 〟だった・・・
【驚愕!リアルドラマSP】 本当にあったありえない話 [DVD]

 つまり沖田事件は
刑事では無罪(不起訴)
民事(国賠)では有罪

というわけのわからん法判断が下されたことになります。
=続く=

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ふぁいる-[2] 沖田事件【9】

 まだ紹介していない痴漢冤罪事件でも、被疑者になっちゃった人が取調べ中、
「もし(この容疑が)間違っていたら、誤ってくださいね (`へ´;)」
と言ったところ、担当刑事
「はぁ? なんで謝らなくちゃいけないの? (`▽´)」

笑って言ったというエピソードがあります。


↓ そんな取調べの出てくる本がこちら。誤認逮捕を悔やむのは上司に叱られるからで、間違えちゃった相手に対して謝るのは刑事ドラマに出てくる架空の刑事だけである。
ぼくは痴漢じゃない!―冤罪事件643日の記録― (新潮文庫)

 そんな司法組織の連中もやはり被害者同様、沖田氏に謝罪なんかするわけもありません。もともと電車内でのマナー違反を堂々と注意するほどの正義漢である沖田氏にとって、あまりに不誠実にみえる被害者や警察・検察の態度に沖田氏は怒りの募らせていきました。

 そして事件からおよそ2年経った2001年7月、ついに
被害者、そして自治体(東京都)を相手に損害賠償訴訟を起こすことを決意 ( ̄^ ̄)〟
したわけです。


↓ ついに沖田氏は被害者と名乗った女と国、そして東京都に対して損害賠償訴訟を起こす覚悟を決めた(画像はイメージ)。
逆転裁判 [DVD]

 実際に訴状を提出したのは、それより1年近く経った2002年4月になります。
 こういう事はよくある話で、国に対する賠償訴訟…いわゆる〝国賠訴訟〟というのは、結構準備に時間が掛るモノなのです。ただ国賠訴訟の時効は3年ですので、沖田氏の提訴は控訴時効ギリギリのタイミングでした。
=続く=

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↓ 国家賠償訴訟というのは、国家に対して損害賠償を取ろうという民事訴訟の一種である。相手が国家権力であるという点では刑事訴訟と似ているが、追訴側はこちらなので攻守は逆転している。しかし勝率が極めて低い点もよく似ている(画像は国賠に関して解説した本)。
国家賠償訴訟入門


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ふぁいる-[2] 沖田事件【8】

 普通に社会生活を送っていれば、一生体験するとはないはずの、
〝ブタ箱の世界〟
を体験しちゃった沖田氏でしたが、それ以上に我慢が出来なかったのは、
被害者をはじめ、誤認逮捕をした警察、杜撰な取調べで20日以上勾留した検察が、一言の謝意も示さなかった
という点でした。


↓ 〝アッチ側の世界〟というのは、一般人にとってなかなか経験できるものではないが、普通は経験したいとも思わないだろう。しかし不起訴で終わったのであれば、笑い話にできる図太い人もいる…(画像はイメージ)
Holding cells
Holding cells / Extraordinary Chambers in the Courts of Cambodia


 まぁ、公衆マナー違反を注意されたことを逆恨みして、相手に痴漢の濡れ衣を着せるような性根の女が、素直に謝罪なんぞするわけはないでしょう。
 ただ沖田氏も含めた一般人が思い込んでいる誤解に、誤認逮捕や不当な勾留をカマした警察や検察は、間違えて捕まえちゃった相手に謝るのは当然だというモノがあります。


↓ 沖田氏の怒りが治まらなかったのは、濡れ衣を着せようとした女だけではなく、いい加減な取調べで沖田氏を犯人に仕立て上げようとした、警察・検察が謝罪をしなかったからである(画像はイメージ)
52/365
52/365 / krystian_o


 ところが警察も検察も〝お役人〟ですので、彼らはマスコミに袋叩きにでも合わない限り、絶対に誤りません。これは司法権力が無意味なプライドやメンツにこだわっているから…と理解しても構わないのですが、もうひとつ日本のお役人特有の
役人の無謬性(「むびゅうせい」と読むのだよ)…_φ(・・ )b〟
というモノがあるからです。


↓ 海外でも役人というのは、ヘンな性質を持っているらしい…
役人の生理学 (講談社学術文庫)

 無謬性というのは、論理や判断に間違いがない様をことになります。つまり役人の判断というのは間違いがないので、何をしても責任を取らなくて良いというわけで、連中は仕事の判断ミスを犯したとしても、組織内での叱責はあるものの、そのミスによって迷惑をかけた外部の人間にも謝るという発想そのものがありません
=続く=

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ふぁいる-[2] 沖田事件【7】

 こうしてモタモタしている間、ついに勾留延長の満期が近づいてきてしまい、起訴しても公判を維持できる自信のなくなった検事は、沖田氏を
「不起訴処分 (-_-;)b」
にして釈放しました。


↓ 不起訴処分が決まって沖田氏は21日ぶりに釈放された。大抵の人は自分がブチ込まれている警察署がどんな外観なのか、釈放されるときに初めて知ることになる(画像はイメージ…沖田氏がブチ込まれていたのはココではない)。
Harajuku Police Station
Harajuku Police Station / *_*


 不起訴処分というのは、検察が起訴せず裁判をしないという意味です。その理由として、
1:罪とならず
2:嫌疑なし
3:嫌疑不十分
4:起訴猶予

が挙げられます。

 こうした不起訴理由は普通釈放される時、いちいち説明されません。まぁ、逮捕した被疑者が起訴されずに釈放されちゃうというのは、
〝警察にとっては敗北と同じこと (´・ω・`)〟
ですので、わざわざ教えてはくれないわけです。


↓ 不起訴の理由の種類に関してはこの本にネチっこく解説してある。釈放されるとき、取調べ担当の刑事に不起訴理由を聞いても、一応教えてくれるが息をするように嘘をつく刑事の言うことなんか信用はできない…
逮捕されたらこうなります!

 どうしても不起訴理由を知りたい場合は、自分の取調べを担当した検事宛てに書面で理由開示請求をすれば、文章で回答してくれます。
 沖田氏が実際に自ら不起訴理由を問い合わせたか、弁護士が聞いたのかは不明ですが、兎に角この事件は不起訴処分で無罪となりました。そして沖田氏は逮捕・勾留期間中に欠勤を強いられた職場へも無事復帰することも出来たのです。


↓ 突然降りかかった痴漢容疑も晴れ、沖田氏は再び職場に復帰したが…(画像はイメージ)
台北MRTの帰宅ラッシュ
台北MRTの帰宅ラッシュ / Masaru Kamikura


 これで全てが終われば誤認逮捕があったとはいえ、世間を騒がすほどの問題事件ではないのですが、
〝沖田国家賠償訴訟〟

と言われる世にも奇妙な裁判が始まるのは、沖田氏が釈放されて2年後のことでした。
=続く=
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ふぁいる-[2] 沖田事件【6】

 そんなわけで沖田氏の勾留はず~~~っと続いたのですが、検察が
「この事件…どうもおかしい…( ̄~ ̄ )」
と思い始めたのは、勾留満期の10日が過ぎ、勾留延長がアッサリ認められた頃だったと思われます。

 理由は沖田氏が頑強に否認を続けて、自白調書が取れないということの他に、
〝被害者の態度が怪しい…(ーー;)〟
という点です。


↓ この時点では、捜査の指揮権は検事になる。ただ取調べは引き続き警察が行うパターンが多いのだが、検事自ら被疑者や被害者を取調べることも珍しくはない(画像はイメージ)。
逆転検事(通常版)

 というのも、被害者(と名乗る女性)は、被害者調書を取るために検事が検察庁まで出頭要請をしたのですが、
〝2度(トータルだと3度)も出頭要請をすっぽかす ( ̄□ ̄;)!!〟
という普通ならありえない行動をしました。
 その上、
「刑罰が罰金5万円(当時はね…)くらいなら、いちいち検察まで取り調べに出頭するのは面倒。もう事件を忘れたい ('A`)」
と、これが親告罪の強制わいせつ罪であれば、この時点で事件が消滅しそうな事を抜かしたのです。


↓ 一度ならず三度も被害者(と名乗る女性)は、検察の取調べ要請をすっぽかした。その上最終的には「事件を忘れたい…」などと被害届の取り下げすらしかねないセリフを吐いたらしい。沖田氏の場合、迷惑防止条例違反なので、仮に被害者が被害届を取り下げても、刑事手続きは終わらないが、もし容疑が強制わいせつ罪なら、「親告罪」なので被害届が取り下げられた時点で捜査は終了になってしまう(画像はイメージ)
テレビ朝日系 木曜ドラマ 緊急取調室 オリジナルサウンドトラック

 検察側はなんとか被害者(と名乗る女性)をなだめたりすかしたりして、取調べと実況見分だけはさせました。しかし事件の発端となった女性が携帯電話で話していた相手の男性の事情聴取をしたところ、
〝被害者(と名乗る女性)の供述に辻褄が合わない点…(;‐`д‐´)〟
が出てきたのです。
=続く=

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↓ 被害者(と名乗る女性)の関係者に話を聞いてみると、何だか供述に辻褄が合わない点が出てきてしまった…(画像はイメージ)
係長 青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている! [DVD]

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ふぁいる-[2] 沖田事件【5】

 勾留理由開示公判というのは、身柄拘束を受けている被疑者本人、あるいは弁護人などが裁判所に対して、
「なんで身柄を拘束したんや?! ヽ(`Д´)9」
勾留理由を明らかにするよう要求して開かれる公判です。


↓ 勾留されることに納得ができない場合、裁判所に理由を明らかにさせる手続きが勾留理由開示公判。正式な裁判ではないが、場所は普通に裁判所の法廷で開かれるし、裁判同様に傍聴も出来る(画像はイメージ)。
54/365: Serving My Sentence
54/365: Serving My Sentence / Mr.Thomas


 ここで裁判所が、勾留を決定したことに対して、正当な理由を述べることが出来ない場合、不当勾留として身柄の拘束が解かれる(つまり釈放されて在宅捜査に切り替わる)ことになります。
 しかし、権威の塊である裁判所が、自分たちのミスを認めるわけはありません。

 リアル勾留理由開示公判は、弁護人や被疑者の申立てに対して、
「逃亡、証拠隠滅の恐れありと判断しました (∪_∪)b」
と刑事訴訟法60条に書いてある「勾留の理由」を言うだけです。


↓ 一応勾留理由開示公判は傍聴も出来るが、リアル勾留理由開示公判は、弁護側の理由開示請求に対して、偉そうに刑訴法の理由を話すだけ…(画像はイメージ)
23 November 2009 - Closing Arguments 1
23 November 2009 - Closing Arguments 1 / Extraordinary Chambers in the Courts of Cambodia


 具体的になぜ今回のケースで逃亡する恐れがあるのかとか、痴漢事件に隠滅するような証拠なんぞあるのかといった説明は全くしません。そして議論は平行線のまま終了し、公判は閉廷するわけです(当然、身柄は解放されない)。

 少なくともV(-¥-)Vは、勾留理由開示公判で身柄の拘束を解かれた例を知りません(ただ単にV(-¥-)Vが知らないだけかもしれない…)。勾留中の身柄を解放する手続きとして、勾留理由開示公判よりもう少し成功率の高い手続きが他にもあります。それは…V(-¥-)Vの本に書いてあります。
=続く=

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↓ 勾留理由開示公判で身柄の拘束を解かれる可能性は、おそらく1%を切っていると思われる。だからこの本では 勾留理由開示公判についてふれていない。もう少し成功率の高い手続きを紹介している。まぁ、否認事件の場合、一旦身柄を拘束されちゃったら、途中で釈放される確率はメチャ低いので、どの方法でも一通り全部やってみた方が良いかもしれないけどね。
痴漢に間違われたらこうなります!

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ふぁいる-[2] 沖田事件【4】

 さて沖田氏は他にも刑事手続きの素人だとは、とても思えない行動をしています。
 前述のように警察で完全黙秘宣言をしつつ、自分の名前すら明かさないまま、警察に
「ここに電話をして、面会に来るようにいってくれ ( ̄^ ̄)b」
と指示をしました。


↓ 完全黙秘…といってもず~っと黙っているわけではなく、要は事件に関して何も話さなければいいわけである。沖田氏は事件はおろか自分の名前を明かさないまま1件の電話番号を示し、この番号に電話して面会に来るよう、警察に指示をした(画像はイメージ)。
Glaring
Glaring / Brett Jordan


 電話をする先は弁護士…ではなく自宅で、奥さんを呼んで弁護士を手配したわけですが、この辺りの手際の良さ
「沖田さん…あなたケーサツに捕まるの…初めてですか? ( ̄ゝ ̄ )ボソッ」
と思わず聞きたくなるほどです。

 なぜか〝場慣れ〟している沖田氏は、完全黙秘で容疑否認のまま送検され、そして日本の刑事手続きとしては当然のことながら、
〝10日間の勾留 Σ(゚ロ゚;)〟
をくらってしまいます。


↓ 沖田氏の年齢を考えると、モロ〝全共闘世代〟である。おそらく本人が学生運動でブイブイいわせていたか、彼の近しい友人知人に闘士が居たのだろう。そんな〝VS警察権力のノウハウ〟を持っていたから、逮捕された沖田氏は黙秘した上、家族を呼んで弁護士を手配させることが出来たと思われる。ただ流石に〝痴漢ごとき〟で勾留くらうような時代になっちゃった事は想定外だったみたいだけどね(画像はイメージ)。
回想の全共闘運動: 今語る学生叛乱の時代

 沖田氏が雇った弁護士は、刑事事件に結構通じており、勾留決定を受けてすぐ沖田氏の身柄拘束を解くために、
〝勾留理由開示公判…_φ(・・ )b〟
の開廷を請求しました。


↓ 有名な『PC遠隔操作事件』で「勾留理由開示公判」が行われた。その解説動画で、解説者は阿曾山大噴火氏。この動画を見れば、次回のネタは読まなくてもいいかもしれない…(基本的に音声だけで、画像は固定)


 ちなみにV(-¥-)Vの本でも、痴漢に限らず逮捕された上に勾留されちゃった場合、その勾留処分を取り消す為の方法を紹介していますが、上記の「勾留理由開示公判」はあえて端折りました
 というのも、勾留中の身柄開放の方法はいくつかありますが、この勾留理由開示公判は
〝成功率がほとんどゼロ ┐( ̄Д ̄;)┌〟
だからです。
=続く=

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ふぁいる-[2] 沖田事件【3】

 さらに沖田氏は、最初に取調室に連れ込まれた際、取調官(いわゆる刑事)の只ならぬ雰囲気を敏感に察知し、
(下手なこと喋ったら、揚げ足取られて無実の罪を着せられそう…(ーー;))
と思い、
「弁護士以外とは喋らない ( ̄^ ̄)ノ」
という〝完全黙秘宣言〟をしました。


↓ 沖田氏は捜査官の様子をみて〝拷問されるかもしれない…〟とも思ったらしい。まぁ、警察庁から取調に関する適正化が通達される前の時代だからね(画像はイメージ)
Szerelmi gyilkossagok (3. evad)
Szerelmi gyilkossagok (3. evad) / lwpkommunikacio


 この完全黙秘というのは、実は痴漢冤罪の取調べを受ける場合、今も昔も結構有効な手段だったりします。
黙ってるのは、自分にやましい事があるからだろぉ?! ヽ(`Д´)9」
というのが、警察・検察が黙秘を破らせるための決まり文句ですが、今も昔も
〝自白(調書)は証拠の王様…_φ(・・ )b〟
というのが日本の司法の常識で、警察・検察が一番困るのは、被疑者が黙秘権を行使して、
〝調書が作れない ('A`)〟
という事態なのです。


↓ 実務者(つまり警察の捜査官や検事)向けに、この手の本は出版されているらしい。一体どんな事が書かれているのだろう?ちょっと興味がある…。ちなみに現場では調書を作成することを「調書を巻く」という。語源はその昔(江戸時代)は調書が巻物だったから、その名残りだと言われている。
取調べと供述調書の書き方

 この駆け引きに関して、沖田氏はどこまで事前に知っていたかは不明ですが、少なくとも黙っていれば逮捕のタイムリミットが切れて、
2、3日(つまり72時間)過ぎれば釈放だろう…( ̄- ̄ ))
という予測をしていました。

 という事は、逮捕のタイムリミット(警察で48時間以内に送検、検察で24時間以内に起訴か不起訴かを決定)というルールはご存知だったようですが、
検察が勾留請求して、それを裁判所が認めたら最大10日間の勾留、さらに勾留延長すればプラス最大10日間、合計20日間勾留されてしまう Σ(゜o゜ノ)ノ〟
というシステムは知らなかったかもしれません。
=続く=

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↓ この本には刑事手続きの流れが、図解つきでネチっこく紹介されている。
痴漢に間違われたらこうなります!

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ふぁいる-[2] 沖田事件【2】

 電車を降り、自宅のある国立駅前まで来た沖田氏は、
〝突然逮捕されてしまった ( ̄□ ̄;)!!〟
つまり携帯電話を注意された女性が、国立駅に居た警官に被害を訴え、警官は沖田氏を現行犯逮捕してしまったわけです。


↓ 沖田氏は電車を降りて駅の前まで来たところで、現行犯逮捕されてしまった。この時彼の身柄を確保した巡査は〝初逮捕〟だったそうな…。ちなみに「事件を現認していないのに、警察官なら〝現行犯逮捕〟できるのか?」というディープな疑問が沸いた方が居るかもしれないので、逮捕に関しては別ネタで書き垂れる(画像はイメージ)。
police arrest
police arrest / jennifercw


 痴漢で現行犯逮捕、そして被疑者が罪状否認となれば、逮捕のタイムリミットである48時間(警察)+24時間(検察)だけで釈放される可能はまずありません
 沖田氏は結構早い時期に検察に身柄を送検されてしまった挙句、
〝21日間、留置場に勾留 ( ̄皿 ̄;)〟
されてしまいました。


↓ 逮捕から不起訴までの刑事手続きを、おちゃらけた文章で書き垂れた本。コレを読めば通常逮捕から不起訴決定までに掛かる時間は23日間が標準的だということがわかる。もっとも23日間というのはMaxギリギリの日数なので、警察や検察の都合(単に曜日の並びとか、他の仕事が忙しくてチンケな事件に関わっていられなくなったとか色々…)で、23日間より短い期間で釈放されることもある。逆に再逮捕でも食らわない限り、1件の逮捕で24日以上の身柄拘束を受けることは〝絶対〟にない。
逮捕されたらこうなります!

 まぁ、不幸中の幸い…というか、ホンの気まぐれで痴漢事件をデッチあげた女性の言うことにキッチリとした整合性などあるわけはなく、最終的な処分は検察の捜査段階で
「嫌疑不十分により、不起訴 ( ̄^ ̄)b」
となり、沖田氏は一応無罪放免になったわけです。

 1999年といえば監獄法が改正される前の話で(改正は2006年)、まだ留置場を含む刑事施設は、相当劣悪な環境だった時代で、牢名主みたいな連中が幅を利かせていたらしいブタ箱の中で、21日間も否認を貫いた沖田氏の精神力は相当なモノだと言えるでしょう。
=続く=

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↓ クスリでパクられた作者の逮捕・勾留体験本。出版時期からすると、沖田氏がブタ箱にブチ込まれていた頃とほぼ同時期であり、当時の留置場の様子がよくわかる…かもしれない。
アフター・スピード留置場→拘置所→裁判所: 2

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ふぁいる-[2] 沖田事件【1】

 痴漢冤罪事件の先駆けは「長崎事件」でしたが、世の男性を震え上がらせ、社会に衝撃を与えたのが
「沖田事件」

と呼ばれる冤罪事件です。
 この事件の恐ろしさは、
痴漢事件なんかホントに起こっていないのに、被害者と名乗る女性の虚言痴漢事件になってしまった Σ(゚ロ゚;)〟
という点でしょう。

↓ 「沖田事件」について書かれた本。作者は沖田氏本人である。他にもこの事件を紹介した本は多々あるが、単独で沖田事件を扱った本で、なおかつAmazonで購入可能なのはコレだけらしい。
裁かれる者―沖田痴漢冤罪事件の10年

 一般的に〝痴漢冤罪〟といえば、ホントに痴漢被害にあった女性が、勘違いして全然別の男性を痴漢の犯人だと思い込んでしまうケースだと思われてきました。
 ところがこの沖田事件は、電車内で注意されたことに対する腹いせで、ありもしない架空の痴漢被害を訴えたところ、それを真に受けた警察が、
〝沖田氏を逮捕・勾留してしまった ( ̄□ ̄;)!!〟
わけです。


↓ 「悪意の塊のような性悪女にハメられ、痴漢冤罪を被ることもある。」というのが絵空事ではない・・・と思い知らされたのが「沖田事件」である(画像はイメージ…ってか、こんな判りやすい姿の性悪女が居たら傍には近寄らない)
dream queen
dream queen / greyloch


 事件が起こったのは1999年2月、JR中央線の電車内で帰宅途中の沖田光男氏(本人は実名公開)は、携帯電話で大声で話している女性に対して、
「携帯電話を使うのをやめなさい! ヽ(`へ´)ノ」
と注意しました。


↓ ケータイの本領は〝どこに居ても電話ができること〟だが、公共交通機関内や映画館など、使えるけれど基本は使用禁止というエリアは結構ある。とはいえマナーレベルの話で、そうした場所でケータイで通話したからといって、当時も今も刑事罰があるわけではない(画像はイメージ)。
SH906i
SH906i / sekido


 バスにしろ電車にしろ、公共交通機関を利用中に携帯電話での会話はご法度というのは、その当時から常識で、携帯電話で話していた女性は言い訳のしようもなく、
「わかったわよ! (`、´;)」
といって電話を切ったのですが、事件は沖田氏が下車した国立駅で発生したのです。
=続く=


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