Q-5:ニッポンで刑罰になる罪ってなに?~刑法~【4】

 内乱というのは、
〝革命 ( ̄^ ̄)〟
と言い換えてもいいのですが、戦後の近代史で日本政府を、崩壊の危機にまで追い込んだ個人も組織もいない事はご存知でしょう。したがって「内乱罪」を適用できるような犯罪者も実在しないわけです。


↓ 少なくとも戦後以降、全国を震撼させた〝お騒がせ犯罪〟はあっても、日本政府を武力によってマジで追い詰めた勢力や個人は存在しない。
国会議事堂
国会議事堂 / Richard, enjoy my life!


 ただ国家転覆を企んだヤツが、一人もいなかったのか?といえばそうではありません。むしろ実現性が皆無ですが、口先だけで、
「世の中をひっくり返しちゃる! ( ̄^ ̄)9」
公言している人は現在でも実在します。

 また多少の現実味をもって…というか、マジで国家転覆を企んだ連中もいまして、今も記録に残っている大きな事件は、
・連合赤軍事件
・オウム真理教事件

のふたつが有名でしょう。


↓ 連合赤軍事件をフィクションとして、近未来の若者が知るという小説『光の雨』(左)と、連合赤軍の幹部だった坂口弘死刑囚が書いた『あさま山荘1972』(右)。連合赤軍事件をまったく知らない人にあの事件を説明するのは非常に難しい。マジで知らないのであれば、『光の雨』みたいなフィクション仕立てから入った方が良いかもしれないし、多少でも知っていれば記録性の高い本人たちの書いた本の方が良いかもしれない。1960年代末から70年代にかけて、〝日本国内で革命が起こせる〟と本気で考えていた人たちが引き起こした事件である。ただ単に犯罪史の中で語り継がれるか、〝歴史の1ページ〟として再評価されるかは…微妙だ。他にも関連本は山ほど出ているので、調べてみると面白いかもしれない。
光の雨 (新潮文庫) あさま山荘1972〈上〉
↓ 一方「オウム真理教事件」は、未解決な謎が山ほどある上、相当ヤバい背後関係があるらしく、未だ事件全体を俯瞰した本や映画は作られていない。あと何十年もしたら、このオウム事件が起きた時点で、日本の中枢は腐りきっていた事が明らかになる…かもしれない。
完全決着!オウム真理教事件 (バンブー・コミックス)

 これらの事件について書き垂れると、それぞれの事件で軽く1ネタ以上のボリュームになってしまいますので、ここでは端折ります。ただ言えるのは、この二つの事件の首謀者や共犯者は、殺人や強盗などの
〝凶悪犯として裁かれた…_φ(-_-;)b〟
わけで、その目的が国家に対する反逆であろうと、リアルな話で国会を占拠したわけでもなく、政府の組織に具体的な攻撃を仕掛ける前にパクられちゃったせいで、内乱罪は適用されませんでした。
=続く=

【このネタを初めから読む】

↓ オウム真理教の元教祖・麻原彰晃の再逮捕を報道した番組の動画、コイツが企んだのは明らかに国家転覆だが、内乱罪の「な」の字もなく、教団が犯した罪を他の法律に当てはめて、次々と再逮捕していった。


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