Q-5:ニッポンで刑罰になる罪ってなに?~刑法~【10】

 これは下手をすれば外交問題に発展するような事件を、いくら公訴権を持っているとはいえ、検事の一存で処理させないための配慮だとされています。

刑事事件を訴追できるのは検察官だけである。そんな検事たちは法務省の役人になる。一方、外交問題は外務省の管轄であり、本文のような官庁の縄張り争いの臭いがする法律だ(画像は法務省の旧庁舎)。
法務省旧本館 old Ministry of Justice
法務省旧本館 old Ministry of Justice / puffyjet


 次の刑法93条「私戦予備罪・陰謀罪」というのは、これもちょっと変わった法律で、ニッポン政府が関与しない個人的なレベルで、外国に対して戦闘行為を仕掛ける準備(予備罪)や計画を立てた場合(陰謀罪)、この法律が適用されるわけです。
 量刑は、
〝3月以上5年以下の禁錮…_φ(・・ )b〟
という緩いんだか、厳しいんだかよくわからん微妙なモノになっています。


↓ 他のネタでも書き垂れたが、禁錮刑というのは懲役刑と同じく、刑務所にブチ込まれてしまう刑罰だ。懲役と違うのは労役義務がない点で、そういう意味では懲役より軽い刑とされているが、余程の怠け者でない限り、数ヶ月とか数年も狭い牢にブチ込まれていたら、退屈で気が狂ってしまうだろう。長期間の禁錮というのは、結構キツいのである(画像はイメージ)。
alisalemtamek-Ait-Melloul-29-8
alisalemtamek-Ait-Melloul-29-8 / Saharauiak


 この法律が変わっているのは、
〝実際に私戦をおっ始めちゃった場合には適用されない Σ(゜o゜ノ)ノ〟
という点で、あくまでも戦闘行為の準備や陰謀に限定されており、その上実際に私戦を行った場合、
〝「私戦罪」という法律はない ( ̄□ ̄;)!!〟
のです。


↓ 「私戦予備罪・陰謀罪」というのは、あくまで私戦のための準備や陰謀を企む場合の罪である。実際に私戦を行った場合、「私戦罪」という罪状はない。じゃあ、ホントに戦闘を初めてしまうとどうなるかといえば…(画像はイメージ)
060702-F-5964B-111
060702-F-5964B-111 / The U.S. Army


 もし仮にホントに私戦をしちゃった者に対しては、その戦闘で実際に行った犯罪行為を「殺人罪」「激発物破裂罪」など、他の該当する刑罰で裁くことになっています。
 もっともこの法律も「内乱罪」や「外患罪」と同じく、現行法になってから適用された例はありません(V(-¥-)Vが調べた限りの話…もしかしたら居るかもしれない)。
=続く=

【このネタを初めから読む】

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村


冤罪 ブログランキングへ

JRANK人気ブログランキング
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 雑記
ジャンル : 本・雑誌

tag : 痴漢 冤罪 えん罪 刑訴法 刑事 事件 裁判 起訴 無罪 留置

コメントの投稿

非公開コメント

Satokiの本


ランキングサイト
カテゴリ
リンク
月別アーカイブ
最新コメント
最新記事
アクセスカウンター
V(-¥-)V メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ村
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
最新トラックバック