痴漢裁判 傍聴へGo! 【13】

 そんな儀礼的な「人定質問」が終わり、被告人が間違いなく本人だと特定されると、次の手続きもほぼ同じ流れになり、裁判長は、
「被告人、アナタの元に〝起訴状〟が届いていると思いますが、それは読まれましたか?
と尋ねます。少なくとも筆者が傍聴した裁判内で、
「読んでませ~~ん (・0・)ノ」
と抜かした被告人はおらず、100%の被告人が「ハイ、読みました」と答えます。


↓ 人定質問が終わると、裁判長は被告人に起訴状を読んだか尋ねる。起訴状は起訴が決定した時点で、検察から被告人に届けられる重要書類なので、普通は読んでいないわけはない(画像はイメージ)。
IMG_7832
IMG_7832 / Noize Photography


 まぁ、すでに被告人が起訴状を読んでいるのであれば、あえて公表しなくても審理は進められるのですが、何も知らない傍聴席へのサービス…ではなく、審理を公正に進める〝お約束〟として、裁判長は、
「あらためて、検察官に起訴状を朗読してもらいます。」
と検察官に起訴状を朗読するように言うわけです。


↓ 裁判長に促されて、検察官が起訴状を朗読する。一応検察官は起立して起訴状を読むが、ドラマのように法廷内をウロウロ歩くことは滅多にない。ちなみにドラマだと裁判長席を背にして、左側が検察側、右側が弁護側…といった配置になっている事が多いが、リアル法廷はその逆もある。東京地裁の場合、外の通路に近い方が弁護側だと言われているが、どうもハッキリしない…(画像はイメージ)
IMG_7869
IMG_7869 / Noize Photography


 ただ最近のわいせつ系事件の決まり事として、起訴状を朗読する前に裁判長が、
「検察側より申し出がありましたが、被害者のプライバシー保護の目的で、被害者に関しては本名ではなく「被害者」と呼ぶと共に、被害者の住所など個人情報は伏せて発言してください。被告人も被害者の事は「被害者」と呼んでくださいね」
というルールを提示します。


↓ 「被害者は誰?」…と聞かれても、被害者の本名を言わないようにしよう。というルールが最近のわいせつ系裁判のトレンド(画像はイメージなので、この小説は無関係)
被害者は誰? (講談社文庫)

 裁判というのは、一応公正明大なモノだという事になっていますので、起訴状や供述調書といった書類には、基本的に被害者の本名をはじめ、住所や勤め先(あるいは通っている学校)といった個人情報は、すべてホントの事が書かれているわけです。ですから本来であれば法廷内に被害者の本名が叫ばれるような事もあるわけですが、無関係な傍聴人がいる法廷では、
〝被害者のプライバシーは守ろうよ (*´ω`)ノ〟
という発想から、被害者はあくまで「被害者」と呼ぶというルールが最近では一般化しています。
=続く=

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