Q-5:ニッポンで刑罰になる罪ってなに?~刑法~【18】

 裁判所はこの事態に対して過剰に反応し、法廷前には山ほどの警備員を配置した上、法廷に入る傍聴人の手荷物検査を行ったそうです(毎回裁判所出入り口で行う手荷物検査とは別)。

↓ 判決公判当日、東京地裁は物々しい厳戒警備が行われた(画像はイメージ)
HonorGuards2.CandleVigil.WDC.13May2011
HonorGuards2.CandleVigil.WDC.13May2011 / Elvert Barnes


 そしてH氏に下された判決
〝罰金40万円 ( ̄^ ̄)b〟
だったんですが、
「未決勾留1日につき、5000円として算入する…_φ(・・ )b」
という但し書きもつけられました。

 H氏は起訴後、4ヶ月以上勾留されていましたので、勾留期間の日数×5000円と計算すると、40万円を超えてしまいます。したがって、結果的に
「罰金は拘置所暮らしの身柄拘束でチャラパー、このまま帰っていいよ (-,―∂)ポリポリ」
というのが、結論になります。


↓ 下された判決は、有罪の罰金刑だった。しかし今回被告人は100日以上起訴勾留されていたので、未決勾留分を換算し、罰金帳消しという判断が下された(画像はイメージ)。
Scientology anti-SLAPP hearing 3 Feb 2014 039
Scientology anti-SLAPP hearing 3 Feb 2014 039 / Truth Revealed2012


 つまり有罪判決で、40万円の罰金刑なんだけど、1日5000円換算で起訴勾留期間、罰金を支払い続けた計算でチャラにしてやる。という判決なのです。
まぁ、懲役や禁錮といった自由刑の実刑判決でも、起訴勾留された日数のうち何日かは、服役日数から差し引かれるのは〝お約束〟になっています。ですから罰金刑の場合も刑期の短縮ではなく、罰金額の減額という措置がとられた結果、実際に支払わなければならない罰金はゼロになったというわけです。
=続く=

【このネタを初めから読む】

↓ 刑事事件で被告人が勾留されるのは、強制的に裁判に出廷させるためである。したがって起訴勾留期間は別名「未決勾留」といって、推定無罪の見地からこの期間の身柄拘束は何らかの形で補償される。無罪であれば1日あたり10000円以上刑事補償が支払われるし(但し、請求しないと払ってくれない)、有罪の自由刑になった場合は刑期から未決勾留日数の何日かが差し引かれる(なぜか未決拘留期間中の日数全てではない)。そして罰金刑だった場合は、未決拘留期間中の日数が換算されて罰金額から差し引かれるのである(画像はイメージ)。
prisoner of myself
prisoner of myself / wolfgangfoto


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