Q-1:ニッポンの刑事罰にはどんなモノがあるの?【6】

 懲役に科せられる労役は、受刑者本人の適正や能力によって、木工製品から紙封筒の貼り付けまで様々です。これらの仕事は、刑罰としての作業ですので、
〝報酬はなし ( ̄□ ̄;)!!〟
という発想になっています。


↓ この手のムック本や体験談を元にした本も結構出ているので、懲役刑の受刑者が強いられる労役の実態は、一般人でも知ることが出来る。
刑務所のタブー (別冊宝島 1985 ノンフィクション)

 しかしホントに無給労働だったら、それはそれで問題がありますので、
〝作業報奨金…_φ(・・ )b〟
と呼ばれる給料(のようなモノ)が支給されるシステムになっているわけです。
 そんなわけで同じ自由刑でも、労役義務があるかないかという点が、「禁錮」と「懲役」の違いで、刑の重さとしては懲役の方が禁錮より重いとされています。


↓ 労役に駆り出されるどっかの国の受刑者。少なくとも日本では「禁錮」に比べて、労役義務がある「懲役」の方が厳しい刑罰だとされている。
CDC Prisoners walk in circles, Angora Fire
CDC Prisoners walk in circles, Angora Fire / glenngould


 とはいえ、数ヶ月単位くらいであれば、確かに労役義務があるほうがキツいような気もしますが、
何年、何十年と何もする事もなしに、身柄が拘束され続ける ( ̄Д ̄;)〟
なんて事を考えると、長期刑の場合はかえって禁錮の方が精神的に厳しいかもしれません。


↓ 昔の海外の牢屋。今はずっと衛生的になっているが、狭いスペースに拘束されている点は変わりがない。短期であれば、労役のない禁錮の方が良いかもしれないが、何年もの拘束生活が続く場合、禁錮刑だと「気晴らしに労役でもしてた方がなんぼかマシ」という位、精神的に追い詰められる。人間、「何もすることがない」という状況に長期間置かれるのは精神的に厳しいのである。
Cork City Gaol
Cork City Gaol / Olivier Bruchez


 事実、長期の禁錮刑をうけた受刑者の大半は、自主的に労働をすることを申し入れ、刑務所内で仕事をしています。
 そうした実態をみると、筋金入りの怠け者でもない限り、禁錮という刑罰は懲役よりキツい処罰かもしれませんし、どちらの刑罰が厳しいかは、人によって違いがあるでしょう。
=続く=

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