Q-2:罰金刑を踏み倒したらどうなるの?【3】

 そんな督促状は検察庁から届きますが(刑の執行も検察の仕事だから)、この脅し文句に大抵の人はビビって罰金を支払います。 しかし、中には督促状に書かれている文句なんぞ屁とも思わない連中もいるわけです。

↓ 罰金に関する督促は〝検察の仕事〟である。民間と違って国家権力を背景にした脅しは効果抜群で、大抵の人は慌てて罰金を払う(画像はイメージ)。
検事の仕事: ある新任検事の軌跡

 労役というのは、ちょっと特殊な刑罰で、有罪が確定した場合でもいきなり労役だけが言い渡される事はありません。刑事裁判の判決の場合だと、
「主文…被告人を罰金20万円に処する。罰金を完納する事が困難な時は、金5000円を1日に換算した期間、被告人を労役場に留置する。」
という使われ方をします。


↓ 実際に有罪判決を受けたショックで、覚えている被告人は少ないかもしれないが、罰金や科料の刑を言い渡す場合、裁判長は必ず判決文に、罰金を支払えなかった場合は労役で支払う方法があることを説明する(画像はイメージ)
criminalizing lawyers activists journalists
criminalizing lawyers activists journalists / AK Rockefeller


 要は量刑そのものは罰金刑だけど、罰金を支払えない場合は
〝身体で払え! ヽ(`Д´)ノ〟
というわけです。

 労役場というと聞きなれない施設で、人里はなれた採石のような場所で、ムチを持った監視員が居て無理やり人々を働かせている…といったイメージをされるかもしれませんが、労役場は普通、
〝刑務所や拘置所内にある施設…_φ(・・ )b〟
になります。


↓ 女子刑務所の実態を描いた体験記。この本の作者は逮捕レベルから自らの体験を書いているので、地方では拘置所が〝刑務所内に併設〟されている事もわかる。刑事施設というのは、犯罪者を収容するところで危険だと考える人が多く、なかなか新規の刑事施設を建設するのが難しい。そんな事情もあり、労役場は既存の刑務所や拘置所の中にある。
実録!女子刑務所のヒミツ―出所したばかりの元女囚が明かす!

 罰金が払えない者(払わない者)は、身柄を拘束されて罰金の清算が出来るまで、労役場で作業に従事させられるわけで、それを「労役」というわけです。
=続く=

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