ふぁいる-[1] 長崎事件【3】

 『長崎事件』と現在の痴漢冤罪事件と比べると、多少時代の変化による違いはありまして、当時長崎氏が起訴され裁判が開かれたのは、
〝簡易裁判所…_φ(・・ )b〟
だった点でしょう。


↓ 簡易裁判所のフリー画像…というモノは意外にない。画像は東京の地裁&高裁である。家裁と簡裁はこの建物の裏手にあるが、簡裁扱いの公判でも東京の場合、地裁の法廷で開かれる事もある(まぁ、法廷の数が多いからね)。
霞ヶ関を散歩ちう。
霞ヶ関を散歩ちう。 / cytech


 当時まだ東京都の迷惑防止条例違反の最高刑は〝罰金5万円〟で、懲役刑もありませんでした。ですから起訴された場合の第一審は地方裁判所ではなく、簡易裁判所で開かれたのです。
 まぁ、罰金5万円をかけた否認裁判なんてモノは、当時でも珍しかったのか公判には2年以上の歳月が費やされ、第一審の判決が出たのは
〝2000年の3月〟
でした。


↓ 2年以上法廷論争を繰り広げ、下された判決は〝有罪〟だった…(画像はイメージ)
Alleged Murderer
Alleged Murderer / sketchblog


 この公判は、痴漢冤罪でありがちな被害者の供述だけで進行される推定有罪裁判ではなく、
被告人の掌についた、繊維片が被害者のぱんてぃの一部ではないか? Σ(゜o゜ノ)ノ〟
という、物証が登場する当時でも今でも珍しいモノだったのです。


↓ 痴漢事件の物証として有名なモノが、手のひらについた繊維片。事件直後、粘着テープを使って被疑者の手のひらから微量な付着物を採取する。もしそこから被害者のぱんてぃと同じ繊維片が見つかれば、有罪確定である(画像はイメージ)。
hand
hand / sochacki.info


「ちゃんと警察・検察は物証による科学捜査してたんだ…( ̄- ̄ )」
と思った方…
〝甘いです〟
 この公判で検察側から提出された「繊維鑑定書」によると、長崎氏の掌から採取された繊維片200本弱のうち、被害者の下着と同じ繊維片が10本発見された事になっていましたが、そのデータは全くのデタラメでした。
=続く=

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